ドローンが農業を変える!?農薬散布を3倍効率化する農業専用ドローンたち

ドローンが産業用としての可能性を見出されて間もないですが、政府の認可も進み、数多くのドローンメーカーがその役割を担おうとしています。

中でも農業へのアプローチにはかなりの将来性があると言われていて、特に広大な面積の農薬散布の効率が格段に上がると期待されています。

お馴染みのドローンメーカーだけではなく、従来は農機具を製造していた企業までドローン製造に参画するようになり、本格的な農地での運用は近い将来現実となりそうです。

散布効率が3倍に!ドローン農業のメリット

ドローンの農業における活用の利点は大きく分けて以下の3点。

  • カメラ→農場全体の観察、生育確認・土壌調査
  • 運搬→農薬・肥料・種などの搭載による各種散布
  • IoTによる各種制御・管理→GPSによる飛行制御や、カメラとインターネットを介したデータ収集・管理

例えば従来の手作業やトラクターなどの管理機で農薬散布する場合、1haあたりの作業時間は30分かかるといわれますが、ドローンでの散布であれば10分程度で終わります。

またGPS機能と連携できるドローンは位置情報を正確に読み取ることができるので、各農家の敷地にあったベストな飛行プログラムで効率よく散布できます。

これまでも無人ヘリコプターを操縦して農薬を散布することはあったのですが、これはいわば巨大なラジコンでした。

こちらは、ヤマハ発電機が販売している無人ヘリコプター「FAZER」。

全長3mで重さは70kg、燃料はレギュラーガソリンと、まるでちょっとした原付が宙に浮いているようですね。

そのお値段は1200万円と、なかなか気軽に導入できる値段ではありません。

これに対してドローンは、積載量では無人ヘリコプターには劣るものの、その半分の10L程度まで搭載可能。価格はDJIのAGRAS MG-1なら商品だけだと180万円程度です。

この機体は搭載されている対地レーダーによって地面と適切な高度を保つことができ、ムラのない農薬散布が可能となっています。

目視で直に操作しないといけないラジコンヘリとは違い、各農地にベストな航路をプログラムできるため、慣れればフライト自体は自動航行によってルーティン化することも可能です。

農業に特化したその他のメーカー

Skymatix

ドローンとITによる産業課題の解決を目指すSkymatiX社からは、農薬散布に特化した「はかせ」と、カメラ搭載型で葉の色を測定し育成状況を確認できる「いろは」の2機種がリリースされています。

「いろは」は機体の点検、飛行進路の制御、搭載するカメラによる葉画像の管理や診断をインターネットを通じて、専用のアプリケーションできめ細やかに分析できる機能を持ち、農薬散布用の「はかせ」との連携でより精密で効果的なドローン農業を運実現します。

また、全天候型ということで雨天でも飛行できることも利点と言えるでしょう。

農家が農薬を散布する時期は一定期間だけで、農薬散布ドローンは常に必要なツールではありません。

SkymatiXでは、薬剤の選択や散布のタイミングをIT技術により全て自動化させるサービスを展開していくそうです。

クボタ

農具機器メーカー大手のクボタも、ドローン農業に参画し始めています。

ドローンの機能的には他のメーカーとも遜色なく、何より強みなのは長年培ってきた全国のシェアや数多くの販売店舗の数があり、将来的には地方部では最も身近なドローンサポートセンターとなる可能性があります。

当然農業に対するノウハウは単なるドローンメーカーとは比べ物にならない数のデータを保有しているはずなので、将来的にIotの技術がさらに伴えば、一大ドローンメーカーに躍り出る期待感はあります。

制度に課題も…

ドローンの目玉機能の一つプログラミングによる自動飛行は、農業の単純作業をルーティン化できる素晴らしい機能なのですが、実は残念なことに、国の制度でまだ完全な自動飛行は認められていません。

現状ではドローンのセンサーから姿勢制御サポートを受けながら、あくまで目視によるセミオート操縦で運用していくスタイルが限界です。

試験運転を重ねドローンによる農作業の効率化や恩恵が明らかに実証できれば、規制緩和へつながる可能性も高いので、今後の動向に期待したいところです。

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